コミュニケーションスキルは転職に有利?
転職にコミュニケーションスキルは絶対に必要なのでしょうか。
答えは職種によるということ。
サービス業ではコミュニケーションスキルがなければお客様の要望をくみ取ることすら難しく、仕事が円滑に進みません。
またそのほかの業界では、コミュニケーションスキルは転職に有利というよりも、面接時や転職した後に活躍するスキルです。
面接時の受け答えなどでは相手の質問に的確に答えきれているのか、人柄などをチェックします。一見関係なさそうなIT企業も、同じレベルの人材がいれば会社の人間と上手く断ちまわりそうなコミュニケーションスキルが高い人を採用しています。
またどんなに仕事ができても、コミュニケーションスキルがないと社内では浮いた存在になりがちです。自分ではそんなつもりはなくても、パワハラやセクハラで訴えられてしまったということにもなりかねません。またメンタルを病んでしまうこともあります。
さらには同僚や部下、上司と円滑に情報伝達できなければ、仕事も上手く回らなくなってしまうのです。
コミュニケーションスキルは必須ではありませんが、人間関係を作る上で必要なツールであることは間違いありません。
ここでは筆者が実体験をもとに、誰でも簡単!今すぐできるコミュニケーションの取り方をご紹介します。
相手の話を聞くときの三カ条
自分から人に話しかけるのが恥ずかしい、何を話せばいいか分からないという人は、まずは相手の話を聞くことに徹しましょう。
人間の心理とは不思議なもので、話を聞いてくれる相手は自分のことを理解してくれている、受け入れてくれていると勘違いしてしまうものです。そんな心理を利用して、聞く側に徹するだけで驚くほど人間関係が円滑に進むのです。
そのためには、
①相槌とうなずき
②オウム返し
③体は相手に向ける
まずは話を聞いているという姿勢をしめすことが大前提です。
だまって聞いていると「本当に聞いている?」となってしまいますが、相槌やうなずきをいれることで安心してくれます。
またそれだけでは、会話は成立しないため、相手の質問に対してオウム返しも有効です。
たとえば「今日は暑いねー」「本当だねー」と同意見をアピールするだけでOK。
ほかにも相手と距離を縮ませるために有効なのが体がしっかりと向いているかどうかも意識しましょう。いくら口では良いようにいっても、体が反射的に他を向いていると真剣に聞いていないと判断されてしまうことも。ちょっとした気遣いですが、意識するだけでぐっと人間関係が円滑になります。
三カ条以外にも、タイミングでコーヒーや水を飲む、丸いテーブルに座るとまとまりやすいといった心理要因を利用するのもオススメです。
みんなが分かる話題で会話が弾む
相手に話すときに最も有効なのが、みんなが分かる話題を振ることです。
意外かもしれませんが、誰もしらないうんちくを語る人より、みんなが知っている話題をふる方が高感度が高いのです。
たとえば旬な話題やニュース、困った時は「健康・恋愛・食事」に絞って話題を提案するとよいでしょう。
この三つは人生において切っても切り離すことがなく、老若男女誰もが興味関心が高い話題です。はじめて会った人、取引先の相手、同僚にも通用するため、必要であれば目にとまった記事などもネット上でキープしておいてもいいかもしれません。
初対面の人は緊張する!どうすれば?
コミュニケーションが苦手な方は、とくに初対面の人が苦手と感じる人が多いようです。
何を話せばいいか分からず、印象としてつめたそうというイメージを抱かれることも多々あります。
そんな方へお勧めしたいのが、ぼーっとすること。
初対面の時に緊張することで、相手へ威圧感を与えてしまうことも少なくありません。そのため、ぼーっとできるぐらいリラックスすることが大切です。
リラックスすることで、身構えることもなくなり会話もスムーズになります。
また自分から話さなくても、相手が話しやすい人と判断しやすくなるというメリットも。
いきなりは無理でも、少しの意識でちょっとずつ成果はでるものです。
相手とコミュニケーションを取りたい興味を持ったら、今回紹介したテクニックをぜひ実践してください。